井上拓真に大橋会長が厳しい要求「尚弥以上のインパクトで」
スポーツ報知

◆報知新聞社後援◇プロボクシング▽トリプル世界戦 WBC世界バンタム級(53・5キロ以下)暫定王座決定戦12回戦 同級2位タサーナ・サラパット(リングネームはペッチ・CPフレッシュマート)―同級5位・井上拓真(30日、東京・大田区総合体育館)
WBC世界バンタム級5位・井上拓真(23)=大橋=が28日、世界初挑戦となる暫定王座決定戦に向け、都内で行われたトリプル世界戦の記者会見に臨んだ。会見では、陣営の大橋秀行会長(53)が「尚弥以上のインパクトで王者になってもらいたい」と指令。WBA世界バンタム級王者の兄・尚弥(25)=大橋=は10月の初防衛戦で70秒のスピードKO勝利を挙げるなど、世界に衝撃を与えた。会長の期待を込めた厳しい要求に、拓真は「ナオ(尚弥)以上のインパクトを残したいけど、まずは勝ちに徹してインパクトを残せれば」と語った。
会見時に机の上には、WBCのベルトが置かれた。「目の前にWBCの緑のベルトがあるので、気持ちも高ぶってくる。試合が楽しみ。けがをして2年という長い月日がたった。ベテラン選手と試合をやれて、経験値も上がったと思う。この大一番で勝つことが大事。しっかりと家族の夢を変えたい」と意気込んだ。