国内トリプル世界戦で大トリの伊藤「メインにふさわしい熱い試合を」

スポーツ報知
トリプル世界戦に向けての会見でポーズをとる伊藤雅雪(中)、井上拓真(右)、拳四朗

 ◆プロボクシング▽報知新聞社後援トリプル世界戦 WBO世界スーパーフェザー級(58・9キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・伊藤雅雪―同級1位エフゲニー・チュプラコフ(30日、東京・大田区総合体育館)

 トリプル世界戦の会見が28日、都内ホテルで行われ、メインを務めるWBO世界スーパーフェザー級王者・伊藤雅雪(27)=伴流=が「メインにして良かったと思って頂けるような熱い試合をしたい」と意気込んだ。

 年末のリングは2年前に出場経験がある。前WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志の前座を務めた。「毎年、年末のリングは見る側で、内山チャンピオンや偉大なチャンピオンばかりいて。そこに近づけたかは分かりませんが、しっかり務めたい」と話した。

 来年はプロ歴10年の節目となる。20戦無敗10KOのキャリアを誇る指名挑戦者のエフゲニー・チュプラコフ(28)=ロシア=との初防衛戦に向け「ボクシングを始めてもうすぐ10年。(世界奪取を果たした)米国という舞台を経験して、充実した状態で凱旋(がいせん)試合ができると思うし、しっかり挑戦者の気持ちを作ってこれた。チャンピオンという名前はあるけど、まだまだ成長できる。試合を通してしっかり打ち破れればいい」と語った。

 チュプラコフは「準備の状態はとてもいい。まさに試合に向かっていくだけだ。何が起こるか占うようなことはしたくないので、自分のボクシングを100%やるだけ。勝つこと以外、その先のことは考えていない」と意気込んだ。

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