拳四朗、日本現役王者最多V5「来年はビッグマッチを」

2018年12月31日6時0分  スポーツ報知
  • 11回、フアレス(左)に左フックを打ち込む拳四朗

 ◆報知新聞社後援 プロボクシング・トリプル世界戦 ▽WBC世界ライトフライ級(48・9キロ)タイトルマッチ12回戦 ○王者・拳四朗(判定3-0)同級7位サウル・フアレス●(30日、東京・大田区総合体育館)

 控室に戻ってきた拳四朗の表情がさえない。「変に疲れました…」。KO防衛こそ3戦連続でストップしたが、ほとんどフルマークという判定3―0の圧勝。日本の現役世界王者として最多となるV5を達成しながら、反省の弁が並んだ。

 「結構足を使われて体が小さいのもあって、ジャブも当たりにくかったし、頭も止まってくれなかった。空回りした。倒さないかんと焦りすぎた」

 自分より12・5センチも身長が低い、151・5センチという小柄なフアレスに手を焼いた。2Rには打ち下ろしの右などで鼻血を噴き出させ、終盤にも右の連打で追いつめたが、倒すには至らなかった。「距離が思ったより遠かった。相手にペースを持っていかれた。効くパンチはなかったが、もらいすぎ」と首をひねった。

 来年は前IBF世界ミニマム級王者で、31日にWBA世界ライトフライ級スーパー王座に挑戦する京口紘人(25)=ワタナベ=との統一戦プランもある。「来年はビッグマッチをやっていきたい。他団体王者との統一戦や有名な選手とやりたい」と口にしてきた童顔の王者。「やりにくい試合ができて良かった、と今思えてきた」。会見の最後に、やっと笑顔を見せた。(太田 倫)

 ◆拳 四朗(けん・しろう)本名・寺地拳四朗。1992年1月6日、京都・城陽市生まれ。26歳。中学3年でボクシングを始め、奈良朱雀高を経て関大4年時に国体ライトフライ級優勝。2014年8月にプロデビュー。17年5月、WBC世界同級王座奪取。身長164センチの右ボクサー。父は元日本ミドル級、元東洋太平洋ライトヘビー級王者・寺地永(ひさし)BMBジム会長。戦績は15勝(8KO)。

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