谷口将隆、“京口先生”超えだ!…2・26WBOミニマム世界初挑戦

スポーツ報知
世界初挑戦を発表した谷口(左)と同期の京口

 プロボクシングWBO世界ミニマム級2位・谷口将隆(24)=ワタナベ=が17日、都内で会見し、2月26日に東京・後楽園ホールで王者ビック・サルダール(28)=フィリピン=に挑戦することを発表した。

 同門のWBA世界ライトフライ級スーパー王者・京口紘人(25)は、同学年で大学時代からのライバル。世界2階級王者の“京口先生”から助言を受け「デビューした時は競い合っていて、今は背中を追いかける存在。ゆくゆくは超えたい」と飛躍を誓った。

 龍谷大時代は、大商大の京口に2勝4敗で負け越し。会見後に練習に訪れた京口から「スパーは強いけど、本番はイマイチ」と課題を指摘された。ヘッドギアなし、試合用の8オンスのグラブでは、踏み込めず守りに入ってしまう。「本領発揮してほしい。勇気を持てば倒せる」と先輩王者に教わり「はい、頑張ります」と素直に頭を下げた。

 17年7月に世界王者となった京口に対し、昨年4月に左手甲の脱臼など足踏み。テレビのゲスト解説で自身の世界初挑戦を見守るライバルに「すごいと思われたい」と闘志を燃やした。2月1日から1週間のフィリピン合宿を予定。距離を取る得意の防御スタイルも磨き、昨年7月に山中竜也(真正)から王座奪取した相手に挑む。(浜田 洋平)

 ◆谷口 将隆(たにぐち・まさたか)1994年1月19日、兵庫・神戸市生まれ。24歳。中学1年で競技を始め神戸一高、龍谷大でボクシング部に所属。アマ戦績55勝(16KO)19敗。16年4月にプロデビューし、17年4月の日本ミニマム級王座決定戦、同11月の東洋太平洋同級王座決定戦でともに判定負け。18年11月にタイでWBOアジアパシフィック同級王座獲得。身長162センチの左ボクサーファイター。家族は母、姉3人、弟2人。

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