尾川堅一、ドーピング処分明け初戦へ計量パス「信じてくれる人のために、もう一度」

2019年2月1日14時40分  スポーツ報知
  • 前日計量をパスした尾川堅一(左)とロルダン・アルデア

 ◆報知新聞社後援◇プロボクシング・ダイナミックグローブ▽59・8キロ契約10回戦 尾川堅一―ロルダン・アルデア(2日、東京・後楽園ホール)

 プロボクシング「ダイナミックグローブ」(報知新聞社後援)は2日、東京・後楽園ホールでゴングが鳴る。1日は都内で計量が行われ、前日本スーパーフェザー級王者・尾川堅一(31)=帝拳=はリミットの59・8キロ、相手のフィリピンライト級王者ロルダン・アルデア(24)=フィリピン=は0・3キロ下回る59・5キロで一発パスした。尾川の戦績は22勝(17KO)1敗1無効試合、アルデアは11勝(6KO)6敗1分け。

 尾川は1年2か月ぶりの試合。「心境はちょっと緊張している。いつもと違うドキドキ感がある。どんな風に見られるかというのもあるし、問題のドーピングで自分の中で悔しいものもある。それを払拭する意味でも大事だし、今年は勝負の年になる」と語った。

 2017年12月、米ネバダ州ラスベガスで行われたIBF世界スーパーフェザー級王座決定戦でテビン・ファーマー(米国)と戦った。しかし、のちに薬物違反が発覚。開催地の米ネバダ州コミッションから6か月の資格停止処分を受けた。判定勝ちして王座を獲得した試合は無効。日本ボクシングコミッションには、1年間のボクサーライセンス停止処分を受けた。昨年12月10日付けで処分解除。選手活動を再開するに至った。

 試合までの半年間に摂取したものをリストで提出したが、原因と見ていた持病のアトピーの塗り薬だと立証できず、摂取経路も明確に示せなかった。意図的摂取を否定してきた尾川は「理由は今もわからないのが現状。追求しても名誉が回復するわけではない。いろんな人がいる。悪く言う人もいるし、信じてくれる人もいる。信じてくれる人のためにもう一度、世界チャンピオンになりたい」と決意を示した。

 この日は、自身と三男・皇(おう)くんの誕生日。3歳となった三男坊が初めて後楽園ホールに応援に来る予定だ。「子どもと妻の言葉に支えられた。またベルトを見せたい。ボクシングをやるからには世界一。その気持ちが大きい。これぞ尾川のボクシング、強い尾川が戻ってきたと思ってもらえるようにしたい」。一度は途切れたボクサー人生を再び歩み出す。

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