井上尚弥が最優秀選手賞 KO賞と2冠

スポーツ報知
最優秀選手賞とKO賞の2冠に輝いた井上尚弥

 プロボクシングの2018年年間表彰式が8日、都内で行われ、WBA世界バンタム級王者・井上尚弥(25)=大橋=が最優秀選手賞とKO賞の2冠に輝いた。最優秀選手賞は2014年度以来4年ぶり2度目、KO賞は15年以来3年ぶり3度目。昨年は5月に世界3階級制覇、10月に70秒でのスピードKO勝ちなど衝撃的な1年だった。

 昨年から1階級上げてバンタム級に転向。5月にWBA王者ジェイミー・マクドネル(32)=英国=に112秒でTKO勝ちし、世界3階級制覇を達成した。続く10月の初防衛戦は、他団体王者らとトーナメント方式で争う「ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)」の初戦も兼ね、元WBAスーパー王者フアンカルロス・パヤノ(34)=ドミニカ共和国=と対戦。わずか70秒のKO勝ちで強さを見せつけ、日本人初出場の大会で世界に衝撃を与えた。

 次戦はIBF王者エマヌエル・ロドリゲス(26)=プエルトリコ=と準決勝を予定。優勝すれば日本人初の3団体統一王者となる。

◇2018年年間表彰

▽技能賞 田中恒成(畑中)

▽殊勲賞 伊藤雅雪(伴流)

▽努力・敢闘賞 中谷正義(井岡)

▽KO賞 井上尚弥

▽新鋭賞 竹迫司登(ワールドスポーツ)

▽男子年間最高試合賞(世界戦) WBO世界フライ級タイトルマッチ(18年9月24日、愛知・武田テバオーシャンアリーナ)木村翔(青木)―田中恒成=田中の判定勝ち

▽男子年間最高試合賞(国内戦) 日本スーパーバンタム級タイトルマッチ(18年7月27日、東京・後楽園ホール)久我勇作(ワタナベ)―和気慎吾(FLARE山上)=和気の10回TKO勝ち

▽女子最優秀賞 天海ツナミ(山木)

▽女子年間最高試合賞 WBO世界ミニマム級タイトルマッチ(18年12月1日、大阪・エディオンアリーナ大阪第2競技場)江畑佳代子(ワタナベ)―多田悦子(真正)=多田の判定勝ち

▽アマチュア最優秀選手 男子・成松大介(自衛隊)、女子・並木月海(自衛隊)

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