井上尚弥、親子3人で総額60万円の「男気じゃんけん」グアム合宿で火花

スポーツ報知
グアム合宿から帰国した井上尚弥

 プロボクシングWBA世界バンタム級王者・井上尚弥(25)=大橋=が21日、グアム合宿から帰国した。衝撃のKO勝利を生む土台作りに励みながら、きれいな海を見てリフレッシュ。帰国前には、父・真吾トレーナー、弟のWBC世界バンタム級暫定王者・拓真(23)=大橋=と「男気じゃんけん」で盛り上がったという。

 きっかけは、真吾さんがルイ・ヴィトン製の靴を眺めていたところから。尚弥が「3人で男気じゃんけんしよう」と勝負を持ちかけた。勝った人が全員分の金額を支払うという「男気」を見せる戦い。1人10万円で欲しい靴を選ぶと、“第1ラウンド”のゴングが鳴った。真吾さんのスマホに収められた動画には、気合の入った拳で繰り出したグーであいこが続く。男気を見せたのはモンスター・尚弥だった。

 尚弥は「最初は僕が男気を見せた。でも、悔しくて」と“第2ラウンド”に突入した。次も1人10万円のグッチ製バッグを選ぶと「真吾さんが男気を見せてくれた。拓真は無傷ですよ。盛り上がりました」と決着。総額60万円の戦いを終え、父・真吾さんは「きつい練習の後にこういう楽しみがあるといいですよね」と、仲むつまじい瞬間に目を細めた。バンタム級で兄弟4団体統一を狙う井上一家が散らした激しい火花。兄弟はともに勝ったばかりの靴を履いて帰路についた。

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