井上尚弥との激戦以上の情熱「過去最高」田口良一の目指す“強さ”の証明

2019年3月12日16時18分  スポーツ報知
  • 王者・田中恒成に挑戦する田口良一(右)は軽快に練習を行った

 ◆プロボクシング ▽WBO世界フライ級(50・8キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・田中恒成―同級4位・田口良一(16日、岐阜メモリアルセンターで愛ドーム)

 元WBA・IBF世界ライトフライ級統一王者・田口良一(32)=ワタナベ=が12日、WBO世界フライ級王者・田中恒成(23)=畑中=への世界挑戦に向け、都内で練習を公開した。昨年5月にヘッキー・ブドラー(30)=南アフリカ=に判定負けして王座陥落。ミット打ちやサンドバックで1時間の調整を終え、約10か月ぶりの再起戦へ「モチベーションは過去最高と言っていい。この試合に勝てば、喜びも今までのボクシング人生で一番になるんじゃないか」と並々ならぬ決意を示した。

 2013年8月に日本ライトフライ王座の初防衛戦で井上尚弥(25)=大橋=と対戦。判定負けしたが、のちに3階級制覇するモンスターの強打を受けながらも奮闘して評価を高めた。「井上君との試合もすごいモチベーションだった。(14年12月の)世界王座を取った時、(13年4月の)日本タイトルを取った時も。今回はそれに匹敵するというか、それ以上の感じがする」。プロ33戦目に懸ける情熱は、最高潮に達しているようだ。

 統一王者としてベルトを失って一度引退を決めたが、「(ブドラー戦は)不完全燃焼だった」と再起を決断。「練習を始める時、苦しい時も『これを乗り越えたら勝てる』と思える。今回はそういう時が続いた」。勝てば2階級制覇となるが、田口の頭に記録や肩書を手にしたいという欲はない。

 「『これに勝って世界王者になる』というよりも、『田中選手に勝つ』という感覚。田中選手が世界王者じゃなくても一緒。今回はベルトを取り行く感じじゃない。田中選手に勝てれば、本当に強いと認めてもらえる」

 強さの証明だけを求めてリングに立つ。

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