田口良一、青の新ガウンに込めた覚悟「勝者は僕です」田中恒成に挑戦

スポーツ報知
再起戦で着用予定のガウンとトランクスを着た田口良一

◇プロボクシング▽WBO世界フライ級(50・8キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・田中恒成―同級4位・田口良一(16日、岐阜メモリアルセンターで愛ドーム)

 元WBA・IBF世界ライトフライ級統一王者・田口良一(32)=ワタナベ=が鮮やかな青色ガウンで入場する。WBO世界フライ級タイトルマッチの調印式と前日計量が15日、愛知・名古屋市内で行われ、王者・田中恒成(23)=畑中=、挑戦者の同級4位・田口はともにリミット50・8キロで一発クリアした。

 挑戦者の色とされる青が鮮やかに光るガウン。田口は、今回の試合へ向けて「戦う覚悟はできている」という意味を込めた「READINESS」の文字を背にまとう。右胸には「RT」のイニシャル入りで「前回の試合と同じデザイナーさんに作っていただきました」と気に入った様子だ。グラブ、トランクスも青。さらに名古屋、岐阜で過ごす荷物を入れたスーツケースまでも青と自身の“勝負カラー”ずくめで敵地に入った。

 入場曲は、2017年12月に統一王者になった際に使用した世界的ハードロックバンド・ヨーロッパの「ファイナル・カウントダウン」を使用する。昨年5月にヘッキー・ブドラー(30)=南アフリカ=に判定負けして王座陥落。再起戦は、14年12月の世界初挑戦以来の青コーナーとなる。

 2年越しの田中との対戦に「昔より自信がある。挑戦者の気持ちで試合に臨める」と初心は忘れない。敗北後は一度引退を決めたが、9月に再起を決断。「強さを証明したい。田中君に勝つことでそれができる。周りに認めてもらいたいという思いもある。(田中は)本当に強い印象で、本当に一流のチャンピオン。打ち合う時間が多くなると思う。どんなふうになっても対応したい。(勝者は?)僕です」。覚悟は決まっている。

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