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元琴欧洲奮闘!鳴戸部屋は環境抜群!

2018年7月19日6時0分  スポーツ報知

 猛暑の名古屋場所で鳴戸親方(元大関・琴欧州)が奮闘している。記者クラブと警備を担当。合間に新弟子の勧誘などで汗だくになっている。

 昨年4月、佐渡ケ嶽部屋から分家独立した当初は3人の力士しかいなかったが、現在は8人の力士が在籍している。「弟子の数? 14~15人にはしたいです」。何事も初めての経験で、全ては名刺を配ることからスタート。アマチュアの大会に顔を出して関係者を見つけると名刺を渡し、入門希望者がいると聞けば出かけて名刺を配る。19歳で角界入りしてからの夢は順調に成長を続けている。

 地方場所の宿舎でも名刺を配った成果が出ている。在宅有料老人ホームなどを運営する会社の代表と知り合い、名古屋場所では緑区の老人ホーム内に宿舎と稽古場を構えている。土俵が2つあり冷房も完備。場所前の二所ノ関一門の連合稽古は、鳴戸親方が「ぜひウチでお願いします」と頭を下げて初めて鳴戸部屋で実現した。横綱・稀勢の里、大関・高安らが気持ちのいい汗を流し、出席した尾車親方(元大関・琴風)、高田川親方(元関脇・安芸乃島)らの評判も上々だった。

 宿舎が土俵の上にあり環境も抜群。朝稽古には老人ホームの入居者も見学に来て、時には一緒に食事することもある。入居者が集まる居間には鳴戸部屋の力士の星取表が貼られており、若い力士たちの活躍に拍手を送っている。「いろんな人と接することができるので楽しいです」

 東京・墨田区の部屋は現在、仮住まい。来年5月下旬には東京スカイツリーのお膝元に自社ビルが完成する予定になっている。2020年の東京五輪は、鳴戸部屋が観光名所になるかもしれない。(今関 達巳)

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