ボルダリング野口「奇跡的な感動の連続」2年ぶり11度目優勝で女王奪還

2018年2月5日7時0分  スポーツ報知
  • 11度目の優勝を果たした野口啓代

 ◆スポーツクライミング ボルダリング・ジャパンカップ最終日(4日・駒沢体育館)

 準決勝、決勝を行い、女子は、野口啓代(あきよ、28)=茨城県連盟=が2年ぶり11度目の優勝を果たし、自身の持つ最年長優勝記録を更新した。準決勝を1位で突破した14歳の森秋彩(あい、茨城県連盟)が2位、2連覇を目指した伊藤ふたば(15)=岩手県協会=は3位。男子は、藤井快(こころ、25)=東京都連盟=が史上初の3連覇を飾った。

 日本のスポーツクライミング界をリードしてきた野口が、女王の座を奪還した。決勝では4課題をただ一人、完登。第3課題は残りわずか2秒で成功すると、ガッツポーズを見せ、史上最多1661人の観衆の大歓声に応えた。「奇跡的な感動の連続です。本当に優勝できると思っていなかったので、とてもうれしい」と言葉をつまらせた。

 前回大会は準決勝を1位通過しながら、優勝を逃した。「昨季はW杯も一度も勝てなかった。辞めようと思ったことは何度もあった」。スポーツクライミングが東京五輪で正式種目に決まり、伊藤や森ら10代選手が台頭、日本のレベルが急激に上がり、追い込まれていた。

 「でも、応援してくださるファン、親、トレーナーのことを考えたり、東京五輪に出たいという気持ちで、もっと頑張らなければと思い直しました。きょうは負けてはだめだと自分にプレッシャーをかけてきた。これからもいいパフォーマンスを見せたい」と、吹っ切れた笑顔を見せた。

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