中村匠吾、驚異の粘りで初マラソン2時間10分51秒…MGC出場権獲得

2018年3月5日7時0分  スポーツ報知
  • びわ湖毎日マラソン上位成績

 ◆びわ湖毎日マラソン(4日、大津市皇子山陸上競技場発着=42・195キロ)

 MGCシリーズの男子今季最終戦は中村匠吾(25)=富士通=が2時間10分51秒で日本人トップの7位に入り、MGC出場権を獲得した。レース中の最高気温19・5度、ほぼ無風という暑さの中での初マラソンで驚異の粘り。母校・駒大を練習拠点にトレーニングを積む男が“2人の恩師”へ感謝の力走で13人目の切符をつかんだ。(晴れ、気温15度、湿度68%、北東の風0・5メートル=スタート時)

 粘りに粘った。中村は27キロ過ぎ、「脚にきてしまった」と先頭集団からこぼれ始めるも、今井正人(33)=トヨタ自動車九州=とともに前を追い、最後は今井に47秒差をつけてMGC出場ラインに滑り込んだ。

 駒大時代から陸上競技部の大八木弘明監督(59)と「一緒にマラソンで戦いたい」と希望した。現所属の富士通・福嶋正監督(53)は快諾し、学生と一緒にマラソンへ向けて走り込んできた。「大八木監督には7年間指導してもらってますし、福嶋監督にはわがままをきいてもらって、本当に感謝しかありません」と2人の“恩師”に結果を返した。

 初マラソンの不安、そして暑さも難敵となったレースに「このままでは勝負にならないので」と自覚。次戦は秋以降、海外マラソンで高速レースに挑戦する。(太田 涼)

 ◆MGCレースへの道 東京五輪代表3枠のうち2枠を一発勝負で争うMGCレースに出場するには〈1〉MGCシリーズで基準をクリアする、〈2〉ワイルドカード基準をクリアする、の2通り。〈1〉は国内指定競技会(男子5大会、女子4大会)で大会ごとに定められた順位とタイムで走ること。〈2〉は国際陸連公認の競技会で日本陸連の設定タイムを期間内にクリアするか、今夏のアジア大会(ジャカルタ)で3位以内に入る必要がある。

 ◆中村 匠吾(なかむら・しょうご)1992年9月16日、三重・四日市市生まれ。25歳。小学5年から陸上競技を始めた。上野工高時代は3年連続で全国高校駅伝出場。駒大では3年時のユニバーシアード・ハーフマラソン銅メダル、4年時の箱根駅伝で1区区間賞。1万メートルの自己ベストは28分5秒79。172センチ、55キロ。

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