山梨学院大・オニエゴが日本デビュー 東海大の館沢は800メートルに挑戦

スポーツ報知
東海大競技会5000メートルで「日本デビュー」した山梨学院大のオニエゴ(右から2人目)

 陸上の東海大競技会が29日、神奈川・平塚市の東海大湘南校舎陸上競技場で行われ、山梨学院大のケニア人留学生ポール・オニエゴ(1年)が日本デビュー戦となる5000メートルに出場し、14分36秒35で5位だった。

 強風の難しい気象条件だったこともあり、目標としていた関東学生対校選手権(5月24~27日、神奈川・相模原ギオンスタジアム)の参加標準A記録(14分12秒00)をクリアできなかった。1週間前に来日したばかりのオニエゴは「まだ、日本の生活に慣れていません」と厳しい表情でデビュー戦を振り返った。今季の目標については「まずは5000メートルで13分台を出すこと」と冷静に話した。

 昨年の日本選手権1500メートルを制した東海大の館沢亨次(3年)は中学3年以来、6年ぶりに800メートルに出場し、1分51秒17の自己ベストで1位。狙い通りに関東学生対校の参加標準A記録(1分53秒00)を突破した。「久しぶりの800メートルはハンパなくきつかったですが、スピード強化に生きると思います。関東学生の目標は1500メートルが優勝、800メートルは決勝進出です」と充実の表情で話した。

 館沢は今年の箱根駅伝では8区(21・4キロ)で区間2位と健闘。「1年間、時期に応じて800メートルから20キロまで走ります。今季の東海大のチームテーマの『速さを強さに』を証明できる選手になりたい」と言い切った。

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