大池水杜、BMXフリースタイル・パークW杯で初V…東京五輪へ弾み

2018年5月12日6時0分  スポーツ報知

 ◆自転車 BMXフリースタイル・パークW杯第2戦

 2020年東京五輪で新採用される自転車BMXフリースタイル・パークのW杯第2戦は11日、フランス・モンペリエで女子決勝が行われ、日本の大池水杜(みなと、21)が初優勝を飾った。

 順位が決まると大池は「信じられないのが第一。その次にすごい幸せ。東京五輪へ本格的な第一歩が踏み出せた」と驚きと喜びの涙を流した。9日の予選をトップで通過し、迎えた決勝の1回目。「予選と同じことを(決勝2回のうち)まずは1本決めようと思っていた」と勢いよく飛び出した。大きなジャンプが続く難易度の高いパーク全体を大きく使い、スピードを維持しながら大技を次々と決めていく。中盤には女子で数人しかできない得意技の後方宙返り「バックフリップ」をバシっと着地。先月末のジャパンカップで失敗し腰から落下した技への恐怖心を感じさせない出来だった。85・40点。4位の世界選手権女王ハナ・ロバーツ(米国)に5点差以上つけた。

 五輪種目になり本格化した強化体制も助けになった。広島でのW杯第1戦で8位に沈んだ後、初めて行われた国内での代表強化合宿に参加。男子に交じって練習し助言を受けた、ハンドルを軸にフレームを1回転させる「テールウィップ」はこの日もきれいに決まった。昨夏に仕事を辞め、競技に懸ける21歳。「初めての表彰台で頂点に立てて大きな自信につながる」。初代五輪女王に向けて大きく飛び続ける。

 ◆大池 水杜(おおいけ・みなと)1996年12月2日、静岡・島田市生まれ。21歳。幼少からモトクロスやバイクトライアルに取り組み、中2でBMXフリースタイル・パークに転向。昨年の世界選手権4位。日本女子初のプロライダー。

 ◆自転車BMXフリースタイル・パーク 制限時間内に「バンク」と呼ばれる斜面や「カーブ」と呼ばれる縁石、スノーボードのハーフパイプに似た「ランプ」などが設置された人工施設でジャンプや回転など技の難易度や独自性を競う。W杯は一昨年から開催。

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