野中生萌 サッカーW杯で感じた「日本中のエネルギー」を東京五輪で

スポーツ報知
W杯リード初戦に出発した野中、藤井、伊藤

 スポーツクライミングの野中生萌(21)=TEAM au=が3日、リードのW杯開幕戦ヴィラール大会(スイス・7~8日)、第2戦シャモニー大会(フランス・11~13日)へ向けて羽田空港から出発。サッカーW杯日本代表から刺激を受け、欧州へ飛び立った。

 深夜のベルギー戦をテレビで観戦した。「勝ちに行く姿勢がすごくかっこよかった。日本中が悔しく思っているし、選手はそれ以上に悔しい」と、振り返った。スポーツクライミングは2020年東京五輪で、新種目として注目を集めることになる。「期待の中で、そうとうなプレッシャーがかかると思う」と覚悟した。

 今回のサッカー日本代表の戦いぶりから感じたことは「勝ち進んでいくと日本中のエネルギーがすごい。日本代表の人たちも感じていただろうし、自分が同じような立場でそれを経験できたらいいな」。スピード、ボルダリング、リードの3種目の強化を進め、2年後に日本を沸かせる。

 ボルダリングのW杯開幕戦では2年ぶり3度目の優勝を飾った。休む間もなくリードの第1戦を迎える。4位だった24日の複合ジャパンカップ以降は、痛めている右肩を治療しながら調整してきた。「まだ順位を狙う位置にもいないので、今回は自分の全力を出すことと、経験を積むことが大事」と語った。

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