柔道世界選手権V2狙うウルフに朗報、移動便ビジネスにグレードアップ

スポーツ報知
スペイン合宿から帰国したウルフ・アロン

 柔道世界選手権(9月、バクー)男子100キロ級で2連覇を狙うウルフ・アロン(22)=了徳寺学園職=に8日、朗報が届いた。同大会への出発便は昨年はプレミアムエコノミーだったが、今年はビジネスクラスで予定されていることが判明。普段の遠征はエコノミーのため、大柄で腰痛を抱えるウルフは「やばい時は(腰が)固まって感覚がなくなる」と移動が死活問題だったが、選手の負担軽減を考えた全日本柔道連盟の粋な計らいに感謝した。

 この日はスペインでの国際合宿を終え、男子は成田空港、女子は羽田空港に帰国した。現地では世界王者のウルフに乱取りの申し込みが殺到。「『マイフレンド!』みたいな感じでくるんですけど、断れなくて。やりたい選手がいてもその前に埋まっちゃうみたいになったんで、断る勇気も大事だなと感じました」。想定外の事態に苦笑したが、人生初のビジネスクラスで向かう本番は万全の状態で臨めそうだ。(林 直史)

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