池江璃花子、制服姿で「日本記録たくさん出したい」初のアジア大会向け宣言

スポーツ報知
会見に出席した(左から)北島康介氏、池江璃花子、右代啓祐、高橋尚子氏

 TBSは17日、都内で「アジア大会2018ジャカルタ」の制作発表を行った。大会初日の8月19日から、地上波ではゴールデンタイムを中心に、60時間を超える生中継を予定。2年後の東京五輪の試金石となる、この夏最大のスポーツイベントを盛り上げていく。

 会見には日本代表から競泳の池江璃花子(18)=ルネサンス=と前回アジア大会の陸上十種競技王者・右代(うしろ)啓祐(31)=国士舘クラブ=が出席。今年ここまで既に15度の日本新を叩き出し、乗りに乗っている池江は、初のアジア大会となる。通学する東京・淑徳巣鴨高の制服姿で登場した“最速女子高生”は「アジア大会に懸けていると言っていいくらい、楽しみにしている。複数種目で金メダルをとって、日本記録もたくさん出したい」と、ゴールドラッシュを宣言した。

 アジア王者は、五輪への重要なステップだ。番組のスペシャルゲストとして、会見にも同席した競泳界のレジェンド・北島康介氏は、02年のアジア大会200メートル平泳ぎで、当時の世界記録で金メダルをゲットし、大会MVPにも選ばれた。それを自信とし、2年後のアテネ五輪では100と200メートルの2冠に輝いた経緯がある。さらに、今大会のスペシャルキャスターを務める2000年シドニー五輪女子マラソン金の高橋尚子さんも、98年のバンコク・アジア大会を制し、五輪本番へとつなげた。

 北島氏は自身の経験も踏まえて、池江にエールを送った。「2020年につながる大きな意味のある大会。複数の金は確実だと思うし、大会MVPを目指してほしい」。前回は萩野公介(ブリヂストン)がMVPに輝いており、池江も「北島さんも萩野選手も、MVPを取って五輪で金メダルを取った。自分も続けるように結果を出して、来年、再来年につなげられたらいい」と、“金メダルロード”に続く意気込みを示した。

 TBSは「アジアを制して、TOKYO2020へ!」をスローガンに、地上波のほか、BS―TBSや、動画配信サービス「Paravi(パラビ)」を含めた総合的な放送を行っていく。40競技462種目にのぼる真夏の祭典の熱気を、日本のファンに届ける。

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