村上茉愛、「自分の床だけというより団体に力を入れて…」体操世界選手権強化合宿

スポーツ報知
体操の女子日本代表の公開練習で取材に応じた村上茉愛

 体操の世界選手権(10~11月・ドーハ)に出場する女子代表の強化合宿が18日、都内で行われ、17年世界選手権の種目別床運動で金メダルを獲得した村上茉愛(21)=日体大=が、同種目での大会連覇へ、不安を口にした。同大会では、中国メーカー「泰山」(タイシャン)の器具が使用される。12日から泰山の器具が導入され、練習をスタートさせたが、全体的に堅く、滑りやすい印象を持ったという。その中でも床の感触が最も悪く「上を歩いてみただけで、『これ最悪だな』って思った。跳ね返りがないし、(床が)スルスルしちゃうから(走っても)スピードがなくなっていくのも感じる」と話し、「何週間もやらないと(慣れるのは)無理だと思う」という。

 今年の世界選手権では床運動で連覇、さらに団体3位内で東京五輪の出場権獲得もかかる大事な一戦。「床運動は上位を狙っていきたいけど、特に今回は東京を見据えて団体に力を入れていかないといけないと思っている。自分の床運動だけを仕上げていけばいいっていうよりは、チームの中で、次の演技者にちゃんと演技をつなげていく練習をやっていけたらいい」と意気込んだ。

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