野口啓代がW杯5度目の年間女王と通算最多勝に挑戦「後悔のないトライを」 最終戦ミュンヘン大会へ

スポーツ報知
ボルダリングのW杯最終戦に向け、羽田空港を出発した野口啓代(左)と楢崎智亜

 東京五輪新種目スポーツクライミングの野口啓代(29)と楢崎智亜(22)=ともにTEAM au=、が14日、ボルダリングW杯最終戦ミュンヘン大会(17~18日、ドイツ・ミュンヘン)に向けて羽田空港から出発した。野口は年間女王とW杯最多勝利の2つの偉業に挑む。

 現在の女子W杯ランキングは1位が野中生萌(21)=TEAM au=で2位が野口。2人の差はわずか5ポイントの大接戦だ。優勝なら15年以来5度目の年間女王と、アンナ・シュテール(オーストリア)の男女通じての最多勝の22勝に並ぶ。「大切な大会。もちろん優勝を狙いたい気持ちもあるし、全力を出して一本一本後悔のないトライをしたい」と意気込んだ。

 楢崎はスロベニアのイェルネイ・クルーダー(スロベニア)に4ポイント差の2位につけている。「クルーダーはオールラウンダーで何でも出来るけど、突出して強いという意識はない。自分の力を出せば勝てる」。2016年はミュンヘン大会で優勝し、逆転で日本男子初の年間王者を決めている。思い出の地で

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