ウルフ、GP優勝の裏側語る 計量2日前まで6キロ体重超過だった「迷惑をかけてしまった」

スポーツ報知
帰国し取材に応じるウルフ・アロン

 9月20日開幕の柔道世界選手権(バクー)男子100キロ級で連覇を狙うウルフ・アロン(22)=了徳寺学園職=が14日、グランプリ・ブダペスト大会から成田空港に帰国。左膝などの故障に悩まされ、国際大会出場は昨年の世界選手権以来、約1年ぶりだったが優勝を飾り「試合勘は取り戻せた」と自信を見せた。

 ただ、体重が故障中に113キロまで増加した影響から、計量2日前の時点で約6キロの大幅超過。全日本男子の井上康生監督らの懸命のサポートを受け、断食やサウナ、エアロバイクを使った練習などで汗を流してクリア。計量で失格となれば強化指定の除外など、厳しいペナルティーの可能性も高かった。東京五輪代表入りも危ぶまれる事態になりかねなかっただけに「出られなかったら全てがアウトだった」と猛省していた。

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