レスリング世界女王・奥野春菜の最大の敵は「世界一嫌い」な蚊 ジャカルタ・アジア大会

スポーツ報知
女子レスリング代表の(左から)入江、奥野、坂上、川井、源平、皆川がアジア大会に出発

 女子レスリング日本代表が17日、ジャカルタ・アジア大会に向け成田空港から出発した。世界選手権55キロ級金メダリストで53キロ級代表の奥野春菜(19)=至学館大=の最大の敵はジャカルタの蚊になりそうだ。

 「蚊が大嫌いなんですよ。世界で一番嫌い。ゴキブリより全然嫌い。試合のことよりそっち。インドネシアの蚊は日本の5倍強いらしくて。ちょっとそこだけが心配です」と、うつむいた。支給された虫よけスプレーだけでは不安を拭えず、強力なものを前日16日に購入した。スーツケースの中には部屋用の虫よけをつめこんだ。「長袖長ズボンでも刺してくるんで。もう終わりじゃないですか、それ…」。終始テンションは低めだった。

 とはいえ、初出場のアジア大会へ調整は順調。「強い選手がたくさん出る大会なので、しっかり勝ちたい。しっかり攻めて、やってきたことをしっかり試合で出したい」。連覇がかかる10月の世界選手権(ハンガリー・ブダペスト)へ、弾みをつける。

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