池江璃花子、早くも3冠!「切り替えて、記録よりはまず金メダルを取る」

2018年8月21日6時10分  スポーツ報知
  • 金メダルを手にする池江

 ◆ジャカルタ・アジア大会 第3日(20日)

 池江璃花子(18)=ルネサンス=が50メートルバタフライを25秒55、100メートル自由形を53秒27で制し、初日の400メートルリレーと合わせ早くも3冠とした。

 日本女子が100メートル自由形を制するのは、86年ソウル大会の島雄陽子以来、32年ぶりとなった。究極目標の8冠&大会MVPへ現在“V率100%”。池江は21日、大本命の100メートルバタフライと、800メートルリレーに出場予定。5冠を達成すれば、日本競泳女子の歴代最多記録に並ぶ。

 底力を見せつけた。池江が早くも“3冠王”となった。50メートルバタフライを25秒55の大会記録で制すると、間に1レースと表彰式を挟んで100メートル自由形に登場。後半勝負のプラン通り、ラストで中国選手を逆転し53秒27のこちらも大会記録で優勝を果たした。「目標にしていた2つの金メダルを取れてすごくうれしい」。疲れを感じさせない笑顔で振り返った。

 初日は女子400メートルリレーで第1泳者として、3分36秒52の日本新かつ大会新をマーク。この種目では94年広島大会以来、24年ぶりとなる宿敵・中国撃破に貢献した。激闘のダメージはさすがに残っており、この日午前中の予選では「思った以上に体が動かない」と漏らしていた。なおかつ、50メートルバタの表彰直後にレースという調整の難しいスケジュールだったが、アジア大会ならではの手作り感あるセレモニーを「リハーサルしてるのかなと思った」と、楽しむ余裕があった。

 普段は三木二郎コーチに師事する池江は、代表活動中はかつて鈴木大地(現スポーツ庁長官)らを育て上げた鈴木陽二コーチのメニューをこなしている。質量ともに豊富な練習で知られる鈴木コーチが課すのは「いい泳ぎを長く続けること」。短い距離を何度も繰り返し泳ぐなど、徹底した土台作りに励む。きつい練習に、プールサイドで思わず涙がこぼれることもあるほどだ。それでも「今が一番楽しい」という気持ちに変わりはない。「きついきついといいながら、すごく頑張っている」と、名伯楽も目を細める。

 21日に得意の100メートルバタフライと800メートルリレーで勝てば、70、74年大会で連続5冠に輝き、競泳女子では最多記録を持つ西側よしみに一気に並ぶ。100メートルバタでは55秒台も期待されるが「疲れもあるし、切り替えて、記録よりはまず金メダルを取る目標に切り替えて頑張る」と、勝利最優先で臨む。(太田 倫)

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