レスリング女子、初の金メダルなし 東京へ不安…

スポーツ報知
皆川博恵

◆ジャカルタ・アジア大会 第4日(21日)

 レスリング女子6階級で最後に76キロ級の皆川博恵(31)=クリナップ=が決勝で力尽き、日本は2002年釜山アジア大会で正式種目として採用されてから5大会目で初めて金メダルなしに終わった。

 日本協会前強化本部長の栄和人氏によるパワハラ問題で大きく揺れ、新たな強化体制で臨んだ今大会。20日に昨年の世界選手権女王の川井梨紗子(23)=ジャパンビバレッジ=が62キロ級、奥野春菜(19)=至学館大=が53キロ級でともに準決勝で敗れた嫌な流れを断ち切ることができなかった。笹山秀雄監督は「タックルに入り込めていない選手が目立った。早めに反省点が分かったので、持ち帰って世界選手権(10月・ブダペスト)に臨みたい」。日本のお家芸が、2年後の東京五輪へ課題を突きつけられた。

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