宮川紗江、生放送で体操協会が指摘した速見コーチの11回の暴力行為は、実際に2回だったと明かす

スポーツ報知
練習する宮川紗江(後方は速見佑斗コーチ)

 日本体操協会の塚原千恵子・強化本部長(71)からパワハラを受けたと告発した16年リオ五輪代表の宮川紗江(18)が、31日放送の日本テレビ系情報番組「スッキリ」(月~金曜・前8時)に生出演した。

 代理人の山口政貴弁護士と共に出演した宮川は、自身への暴力行為で日本協会から処分を受けた速見佑斗コーチ(34)について番組が用意した体操協会が指摘した11の暴力行為についてのフリップに実際にあったと思い出される行為は2つしかないとした。

 ひとつは、2016年5月の「前所属先でたたく・怒鳴る」について「時期については、どうして5月っていう風に言われたのか分からないんですけど、実際、危険な行為だったりとか身が入っていない時に叩かれたりとか、気合いを入れるために大きな声で怒られたたりとかあったので、そこは否定できないんですけど」とし叩かれた箇所は「頭ですね」と明かした。

 2つ目は今年4月に「NTCで指導中に怒鳴る」で「その件も時期に関しては分からないんですけど、練習中のどこかで熱くなって怒鳴るというのはありました」と証言した。

 MCの加藤浩次(49)から「速見コーチはよく怒鳴るとか叩く回数が多い印象はあります?」と聞かれ「注意する時にすごく熱くなって注意するのは、小さいころからそうなのかなと思ってたし。初めて見る選手には厳しいコーチだと思われているのは間違いないのかなと思います」と答えた。

 その上で「その時は自分が悪かったと思うし、パワハラだとは思っていなかったんですけど、事件がテレビでも放送されていろんな方の意見を聞いて暴力は今のスポーツ界では本当にダメなことだし、そこに関しては、しっかり反省してもらって処分はしっかり受けてもらってまた一からやり直したいと思っているので」と示し今後について速見コーチへ「本当に暴力は全部否定するのではなくて、そこはしっかり認めて、これからは絶対にないように許さないようにしていきたい」という姿勢を見せていた。

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