日体大が駅伝監督解任…渡辺正昭監督、暴力行為複数報告「足を蹴る」「胸ぐらをつかむ」

2018年9月13日6時10分  スポーツ報知
  • 日体大・渡辺正昭駅伝監督

 日体大は12日、パワハラ報道のあった陸上競技部の渡辺正昭駅伝監督(55)を解任したことを発表した。

 広報課によると、部活動を統括する学友会による部員5人、元部員1人への聞き取り調査の結果、「足を蹴る」「胸ぐらをつかむ」といった暴力行為が複数報告された。言動や人格を否定するような発言もあったことが確認され、渡辺監督も事実として認めたが、パワハラに該当するとの認識を持っていなかったという。具志堅幸司学長(61)も「誠に残念ながら、暴力行為等の事実が認定されました」とコメントを発表した。

 11日に渡辺監督から辞任願が提出されたが、陸上競技部は「学生指導の適性に欠ける」という学友会の判断の下、横山順一部長名で解任を決めた。コーチ不在ということもあり、後任は決まっていない。学生3大駅伝全てへの出場権を持っているが、初戦の出雲駅伝(10月8日)まで1か月を切っており対応が急がれる。

 駅伝部員はこの日、横山部長らから一連の騒動について説明を受け、夕方には通常通り練習。夏の走り込みの成果として日体大長距離競技会(22、23日)に出場する。

 ◆渡辺 正昭(わたなべ・まさあき)1962年11月22日、愛知・新城市生まれ。55歳。日体大3年時に箱根駅伝6区4位。85年に卒業し、保健体育教師として86年に愛知・一宮高に赴任。93年に豊川工に異動、2013年に体罰騒動で退職。愛知県教育委員会の調査によると、豊川工陸上部の渡辺監督(当時)による体罰は08~12年度に33件あり、停職4か月の懲戒処分とした。日体荏原高を経て、15年から母校を率いて3年連続で箱根駅伝でシード権を獲得。家族は妻、2女1男。166センチ、58キロ。

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