中村輪夢「連覇しか狙ってない」 16日開幕全日本BMXフリースタイル・パーク選手権

スポーツ報知
全日本BMXフリースタイル・パーク選手権の公式練習を行う中村輪夢

 20年東京五輪で新たに採用される自転車BMXフリースタイル・パークの全日本選手権(16日)の公式練習が15日、岡山市役所本庁舎で行われた。

 男子エリートの部で2連覇を狙う中村輪夢(りむ、16)=ウイングアーク1st=は「そこ(連覇)しか目指していないので、最高の演技をしたい」。公式練習ではエリート選手の約半数がパンク。中村も2度パンクするアクシデントがあり「特設パークなので初めて乗るということもあって、慣れていなかった」と苦笑い。国内大会ではパークが木製であることが多いが、今大会は金属製を採用。対応は難しいが「街中の市役所ということもあり、お客さんがたくさん来てくれればテンションも上がって乗り切れる」と意気込んだ。

 女子エリートの部の昨年大会覇者・大池水杜(みなと、21)=JFBF=も参戦。5月のW杯第2戦(フランス・モンペリエ)で日本人初の優勝を果たしたが、8月上旬から腰を痛め、再び自転車に乗り始めて1週間しか経っていない。「約1か月のブランクがありますが、今の自分にできるライディングをしたい」。得意のバックフリップは腰への負担も大きく、この日の公式練習でも行わなかったが「ノーハンド(ジャンプして空中でハンドルから両手を離す)は好きな技だし、『大池水杜といえばノーハンド』と世界でも認められつつある。チャンスがあれば挑戦したい」と意地を見せるつもりだ。

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