内村圧倒V「点数がちょっと出過ぎ」 体操世界選手権へ課題も見えた

スポーツ報知
全日本シニア選手権で優勝し、会見する内村航平

 体操の全日本シニア選手権は15日、福岡・北九州市立総合体育館で行われ、男子個人総合は18年世界選手権(10~11月、カタール・ドーハ)代表の内村航平(29)=リンガーハット=が87・75点で優勝した。平行棒では15点台、その他5種目でも14点台をそろえる圧倒的な総合力を見せつけ、世界選手権へ、弾みをつけた。

 今季初の87点台の高得点に内村は「点数がちょっと出過ぎ。でも、何も考えずにミスなくできたことは評価できる」と振り返った。世界選手権を1か月後に控え、仕上がり具合は「60%くらい。もう少し詰めていきたいと思う」。今大会は最終種目の床運動の前に休憩時間が与えられたが、演技後はひざに両手を付き、肩で息をするなど、苦しそうな表情を浮かべる場面もあり「休憩がありつつのスタミナ不足は重く捉えている。練習でももっと早く(6種目を)回るようにしたい」と課題を挙げた。

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