内村航平、地元で「お祭り的な感じ。点が出過ぎた」今季自己ベスト87・75点で優勝

スポーツ報知

◆体操 全日本シニア選手権(15日、福岡・北九州市立総合体育館)

 体操の全日本シニア選手権は15日、福岡・北九州市立総合体育館で行われ、男子は18年世界選手権(10~11月、カタール・ドーハ)代表の内村航平(29)=リンガーハット=が今季自己ベストの87・75点で優勝。日本人初の87点台で、王座奪還を狙う世界選手権に弾みをつけた。女子は同代表の主将を務める寺本明日香(22)=ミキハウス=が55・90点で優勝。杉原愛子(18)=朝日生命=が2位だった。

 内村は平行棒15点台で、その他5種目も全て14点台と抜群の安定感を発揮。跳馬では約4年ぶりに大技「ヨー2(前転跳び前方伸身宙返り2回半ひねり)」も成功。それでも「(地元の)九州ってこともあってお祭り的な感じがあった(笑い)。点が出過ぎた」と辛めの自己採点。体力面には課題が残り「スタミナ不足は重く受け止めている。6種目の通し練習をもっと早く回るようにしたい」と切り替えに努めた。

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