篠原信一、突撃体験リポート レスリング男子フリー97キロ級・山口剛と“60分一本勝負”

2018年9月18日12時0分  スポーツ報知
  • レスリング男子日本代表の山口剛と、がっぷり組み合う篠原信一さん(下)。魅力を伝えるべく、全力でぶつかり合った(カメラ・佐々木 清勝)

 スポーツ報知の「TOKYO 2020」に豪華ゲストが参戦! 2000年シドニー五輪男子100キロ超級銀メダルで前柔道男子日本代表監督の篠原信一さん(45)が、突撃体験リポートに名乗りを上げた。柔道着を脱いで体を張った体験取材の1発目は、柔道と肩を並べる五輪ニッポンのお家芸の競技、レスリング。男子フリー97キロ級日本代表の“闘魂レスラー”山口剛(29)=ブシロード=と、“重量級60分一本勝負”にアタックした。20年大会まで随時掲載します。(構成・小河原 俊哉)

 柔道と同じ対人格闘技のレスリング。「篠原は柔道着を脱げば無力だな!」と思った、そこのあなた! 実は試合経験があるんですよ。

 育英高3年の時に兵庫県の県大会に重量級で出て。当然ながら優勝しましたけどね!(ドヤ顔)

 柔道の現役時代はシドニー五輪前でしたか。日本代表同士で合同練習して。当時は体重が130キロあったから、もし僕がレスリングで出るとなったら、霊長類最強のアレクサンドル・カレリン(ロシア)が相手になっちゃうかもしれないので当然、断りましたよ(ウソ)。しかし、フィットネスはレスリングの方が飛び抜けてましたね。重量級のスタミナは僕の方が上でしたがっ(ドヤ顔)。さぁ、約20年ぶりのレスリング。腕がなりますな(関節ポキポキ)。

 レスリングといえば“吊(つ)りパン”ことシングレット。言わばユニホーム。 新品ないの!? お~い山田くん、座布団、いや、シングレット一丁!

 山口「山田くんではありませんが、僕のをどうぞ」

 篠原の心の声「汗と努力が染みつきまくってるんですけど(汗)」

 ぴったりとフィット…いや…、やや股間のあたりが緩いような。格闘技は第一印象が大事。より強く、雄々しく見えるようにしなければっ!(汗) お~い、山田くん、座布団、いや、詰め物するからタオル一丁!

 山口「山田くんではありませんが、これを…」

 篠原の心の声「動くとズレて、ポジションがズレてしまう…。なかなか難しい(涙)」

 基本中の基本。相手に両肩をつけられるとフォール負けするので、回避するために大事。首の筋肉を相当鍛えないと危ないので、良い子はマネしないように!

 山口「基本が大事ですね。僕の場合はスクワットは2時間で1万回。首の筋力しかり基礎体力はそれぐらいないとお話になりません」

 篠原「ほおう。これぐらいは、ほれっ」。首と爪先に体重を乗せ、イメージとしてはエビぞりで、へそを天井に…。

 篠原の心の声「くっ、クビがぁ!? カメラマン、はよ、撮れって(ガクブル)」

 山口「まぁまぁですね。採点は3点です」

 篠原「100点満点で!?(涙)」

 山口「あ、10点満点で」

 篠原の心の声「もう、イジワルなんだからぁ」

 低く! 速く! 胴や太もも、足首をつかんで倒しにいく基本中の技です。倒した後の寝技への移行は柔道にやや似ているか。倒してからの~この流れるような体移動で~脚と首を抱え込むように抑えるっ!(変形エビ固めを披露しドヤ顔)

 山口「うおっ!? さ、さすがです!」

 山口選手はさらにスピーディーで力強いタックル。投げる際、体を密着させて隙間をつくらせません。

 篠原の心の声「なかなかどうして、密着がうまいんだから。これでは女性もキュ~ンとしますなっ」

 山口「……。採点は…7点ですね!」

 篠原「100点満点で!?(涙)」

 山口「あ、10点満点で」

 篠原の心の声「もう、イジワルなんだからぁ」

 山口「ではレスリングの一本背負いをご賞味あれ」

 山口選手が左腕を持つや、篠原の190センチ、105キロ(現役時代は130キロ!)のたくましい巨体を瞬時に一回転させ、ズシ~ンとマットに叩きつける~! いやぁ、驚きました! 柔道の背負い投げは柔道着があるので、肘や肩に遊びができますが、レスリングの一本背負いは関節をきめられていてガツ~ンとダイレクトにくる感じ。無理に踏ん張ると腕がポッキーのようにポキ~ンと折れてしまう~!

 山口「ポイントは低く速く懐に入ることです」

 篠原「では僕も!(ズド~ンとマットに響かせる)」

 山口「さすがです! 採点は10点ですね!」

 篠原の心の声「満点! イ~チ、ニっ、サンっ! 元気ですか~!?」

 首をロックして、つまり固めて投げる技ですが「首、取れたんかっ!?」と思うほどの恐怖を感じました。投げられた瞬間、思わず「ウファ~!?」と絶叫してしまいした。マネキンの人形を投げてるような感覚ですな。体と体が密着してるから汗で滑るかと思いましたが、ぜんっぜん、違う~! めっちゃ、危ないですっ! 良い子はマネしないで!

 山口「投げる要領は流れとタイミング。重心が変われば柔道のように腰で投げる場合もあります」

 篠原もトライ。レスリングの要領で投げましたが、僕が投げやすいように山口選手は自分から飛んでくれました(うれし涙)。

 篠原「採点は?」

 山口「10点です!」

 篠原の心の声「ダ~っ!」

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