阿部一二三と詩が史上初の兄妹世界一 柔道世界選手権で快挙

スポーツ報知
史上初の兄妹世界一を達成した阿部一二三(右)と詩

 柔道の世界選手権第2日は21日、バクーで男女各1階級が行われ、女子52キロ級で初出場の阿部詩(18)=兵庫・夙川学院高=が金メダルに輝いた。この階級で2年連続の日本人対決となった決勝で、前回女王の志々目愛(24)=了徳寺学園職=を延長の末、内股で撃破した。初戦から全5試合をオール一本勝ちと圧倒的な強さを見せ、衝撃的な世界選手権デビューを飾った。

 その直後、兄の一二三(21)=日体大=も男子66キロ級で2連覇。初戦の2回戦から6試合を勝ち上がり、4試合で一本勝ちした。

 史上初の兄妹世界一を成し遂げた2人が、2020年東京五輪での快挙に突き進む。

 詩「今年に入って一番うれしい。自分の柔道が100%出せるように考えて、一つ一つの練習をやってきた。それが全部出て勝てた」

 一二三「(妹の優勝は)すごくいい刺激になった。やるしかないと覚悟が固まった。(妹の決勝と同じ内股で一本を奪い)自分らしさが出せて良かった」

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