山県亮太“二度あることは三度ある” 日本勢2人目の9秒台突入へ自信

スポーツ報知
全日本実業団対抗へ引き締まった表情で意気込んだ山県亮太

 陸上の18年ジャカルタ・アジア大会400メートルリレー金メダルの山県亮太(26)=セイコー=が22日、全日本実業団対抗選手権100メートル(23日)を前に取材に応じた。

 アジア大会100メートル決勝では、自己記録に並ぶ10秒00をマークして銅メダルを獲得。勝負強さを発揮し、走りにも自信を深めた。「今大会は相性の良い大会なので、自分自身も期待している」と言葉を弾ませた。

 全日本実業団対抗では2年連続で自己記録更新中。リオ五輪直後の16年大会は10秒03、昨年大会は10秒00に記録を伸ばした。今年も“二度あることは三度ある”のことわざ通りに自己ベストを出せば、日本勢2人目の9秒台突入を果たすことになる。「アジア大会では(スタート面に)一番いい手応えを感じた。一段上の技術レベルに行っているかなと思う」。力を出し切れば、桐生祥秀(22)=日本生命=が持つ9秒98の日本記録更新も視野に入ってきそうだ。

 今大会には、社会人1年目の桐生も参戦。両者の直接対決は、山県が優勝した日本選手権(6月、山口)以来となる。「高いレベルのレースになると思う。今出せる力を出し切りたい」。男子100メートルは、23日午前9時45分から予選、12時20分から準決勝、14時50分から決勝の3レースが行われる予定になっている。

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