飯塚翔太 貫禄の2大会ぶりV「気持ち入った」

スポーツ報知
全日本実業団対抗の200メートルを制した飯塚翔太

◆陸上 全日本実業団対抗選手権 第2日(22日、大阪・ヤンマースタジアム長居)

 男子200メートル決勝で、16年リオ五輪400メートルリレー銀メダルの飯塚翔太(27)=ミズノ=が20秒60(追い風0・1メートル)で2大会ぶり2度目の優勝を飾った。

 同日の準決勝までは序盤の加速で精彩を欠き「走りにキレがない」と表情を曇らせ、決勝を棄権することも頭をよぎったが「乗り越えたいなという気持ちがあった。優勝して終われた方がいいから、チャレンジしたいと思った」と、一本勝負に集中力を高めた。「気持ちが入ったのが大きい。焦らずに自分の走りが出来た。今年最後の個人の試合で優勝できて良かった」と爽やかに汗をぬぐった。

 19年ドーハ世界陸上イヤーの来季は、大会の格に応じて記録をポイント化して序列をつける世界ランキング制度も導入され、海外での試合出場も重要になってくる。飯塚もアジア選手権(4月、ドーハ)などに積極参戦しながら、10月の世界陸上本戦へ走りを磨いていく構想だ。「今日は今日でうれしいけど、もっとタイムも出さないといけない」と前を向いた。

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