至学館大を依願退職の栄氏「非常に寂しく、本当に悔しい」

スポーツ報知
栄和人氏

 レスリング女子で五輪4連覇の伊調馨(ALSOK)らにパワーハラスメントをしたと告発され、日本レスリング協会の強化本部長を辞任した栄和人氏(58)が22日、スポーツ報知の取材に対し、所属の至学館大(愛知県大府市)を8月31日付けで依願退職していたことを明かした。

 一連のパワハラ問題を受け、至学館大で6月にレスリング部の監督を解任された後は、健康科学部の健康スポーツ科学科教授として在籍していたが、「多大な迷惑をかけたし、これ以上迷惑をかけたくなかったので退職願を提出しました」と説明し、「23年間勤めた職場を退職することは非常に寂しいです。本当に悔しいです」と語った。

 至学館大の副学長で、教え子でもある五輪3連覇の吉田沙保里(35)にも依願退職届けを提出したことを「当然、伝えました」と明かしたが、やりとりについては語らなかった。

 今後については「記者会見する予定もありません。まだ何をするかも分かりません」と話した。

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