山県亮太10秒01で3連覇 桐生祥秀に0秒21差で完勝

スポーツ報知
10秒01で3連覇を果たした山県

◆陸上 全日本実業団対抗選手権 最終日(23日、大阪・ヤンマースタジアム長居)

 男子100メートル決勝で、ジャカルタ・アジア大会銅メダルの山県亮太(26)=セイコー=が10秒01(無風)で3連覇を飾った。リアクションタイム(号砲への反応時間)が8人中最速の0秒116。絶好のスタートから抜け出し、中盤以降は独走した。2位の桐生には0秒21、距離にして約2メートルの大差。「ベストを尽くした結果。まずは優勝できたことをうれしく思う」と喜んだ。

 アジア大会は10秒00で銅メダル。桐生に続く日本勢2人目の9秒台突入はお預けとなり「惜しい記録が続いている。9秒台ではなくて悔しい部分もあるけど、自分の走りができればいつでも記録は狙える」と安定感を前向きに捉える。

 次戦は今季最終戦となる福井国体(10月6日)。桐生が昨年、9秒98をマークした会場で大台突破を狙う。「記録ばかりは、神様から出していいよって言ってもらうまでは、次の試合へ頑張るしかない」と山県。確かな地力は備えた。9秒台の領域に入るのが、ただただ待ち遠しい。

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