世界柔道で日本勢が13人連続メダル 男女同時開催の87年以降では初の快挙
スポーツ報知
◆柔道世界選手権(アゼルバイジャン・バクー)
大会5日目を終了し、日本勢は13人全員が金5個を含むメダルを獲得。男女同時開催となった1987年大会以降で、最軽量級からの5階級で全員が表彰台に立つのは初の快挙だ。
男子は16年リオ五輪で、7階級制以降では初となる全階級メダルを達成。井上康生監督は諦めないことの重要性を選手に説き続けた。途中で敗れて3位決定戦に進まざるを得なかった場合でも勝負強さが際立っている。今大会は60キロ級の高藤直寿と66キロ級の阿部一二三が連覇を達成して、チームを勢いづけた。
女子は52キロ級で、一二三の妹で18歳の阿部詩が初出場ながら優勝。70キロ級ではリオ五輪で落選した新井千鶴が連覇を果たすなど、層の厚さを見せつけた。25日は男子100キロ級にウルフ・アロン、女子78キロ級に浜田尚里が登場。全員メダルの継続に向け、活躍が期待される。