マイナースポーツ“近代五種”競技人口世界で約1万4千人、日本選手権出場者は40人未満

スポーツ報知

 近代五種の競技人口は世界には欧米を中心に約1万4000人ほど。日本は入門編となる近代三種(水泳、ランニング、射撃)も含めると200人以上はいるというが、日本選手権の出場者は男女計40人に満たない。

 手を差し伸べたのが食品大手の日清食品。近代五種協会とスポンサー契約を結び、「キング・オブ・マイナースポーツ」と銘打ってあえて自虐的なPRに乗り出した。シュール過ぎる応援サイトは必見だ。このPR作戦や才藤の存在による注目度アップを、日本協会も「取り上げてもらえるだけでも幸せなことですよ」(冨安一朗事務局長)も歓迎だ。

 東京五輪の代表枠は、男女ともに2人で来年の世界選手権やW杯の成績が選考基準となっていく。女子はジャカルタ・アジア大会代表の島津玲奈(27)=自衛隊=、朝長なつ美(27)=警視庁=、今年6月のW杯ファイナルで史上初の6位入賞を果たした山中詩乃(28)、若手ホープの内田美咲(20)=ともに自衛隊=らが有力で、才藤のライバルとなる。10月31日から11月2日までは、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザなどで全日本選手権が開かれる。ぜひ一度ナマでご観戦を。

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