大迫傑、報奨金1億円の10%をコーチに贈る 指導者への“ボーナス”プロのため対象外

2018年10月11日6時0分  スポーツ報知
  • シカゴマラソンから帰国した大迫

 7日のシカゴマラソンで3位に入り、2時間5分50秒の日本新記録を樹立した大迫傑(すぐる、27)=ナイキ=が10日、成田空港に帰国した。

 2月に設楽悠太(26)=ホンダ=がマークした2時間6分11秒を21秒更新。全日本実業団連盟からの報奨金1億円に関して「どういった形であれ、10%をコーチに渡したい」と明言。本来のコーチング料(金額非公表)とは別に、13年から指導を受けてきたピート・ジュリアンコーチ(47)へ1000万円を贈る方針を明かした。

 日本の実業団登録をした選手であれば指導者にも報奨金5000万円が贈られるが、大迫はプロ。日本新による1億円は受け取れるが、コーチには1円も入らない。「早大に入学したくらいから、自分と同じ目標を持つコーチを探していた。そんな中、ようやく見つけられたコーチなので」と全幅の信頼を置いている。

 日本記録保持者になったが「終わったことだし興味はない」と浮かれない。今月いっぱいはオフで日本に滞在予定。来年3月の東京マラソン出場は「まだ確定ではない」としながら、東京五輪代表選考レースのMGC(マラソングランドチャンピオンシップ、19年9月15日)や五輪本番と「似たような雰囲気だと思う。もし走れば、いい経験になるのかな」と意欲を見せた。

 世界記録はエリウド・キプチョゲ(ケニア)の2時間1分39秒。「4分台、その先を狙っていかないといけない。(世界記録も)徐々に近づいていけると思っている」。恩返しの道に終わりはない。(太田 涼)

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