伊調馨、14日2年ぶり実戦復帰…所属の大橋監督「技の切れ抜群」

スポーツ報知
伊調馨

 レスリング女子で五輪4連覇の伊調馨(34)=ALSOK=が14日の全日本女子オープン選手権(静岡県三島市民体育館)で、16年リオデジャネイロ五輪以来約2年ぶりに実戦に復帰する。13日に会場でALSOKレスリング部の大橋正教監督が取材に応じ「体力は一度落ちたので、リオの頃と比べると7割。ただ、技の切れは抜群。さすが4連覇。これは間違いない」と、復活に太鼓判を押した。

 日体大で今春から本格的な練習を再開。夏は朝はロードワーク、昼はウェートトレーニング、夕方は実戦練習の3部練習を学生とともにこなしてきた。「ゴールデンウィークの頃は大丈夫かな?って思ったけど、体つきが目に見えて変わっていった」と、34歳の進化を証言。5連覇がかかる東京五輪についても「徐々に体を動かして体力を戻してきたのは、東京五輪にやれるところまでチャレンジしたいという気持ちが徐々に出てきたということなのかな」。

 今大会で2位以内になれば、来年の世界選手権の代表選考会を兼ねる12月の全日本選手権(20~23日、駒沢体育館)の出場権を無条件で得られる。57キロ級にエントリーした伊調は、リオ五輪後に導入された当日計量は初体験。20年東京五輪へ、大きな一歩を踏み出す。(高木 恵)

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