【箱根予選会】駒大、青学&東洋の2強と十分戦える…本戦展望

スポーツ報知
駒大の2人の「なかむらたいせい」中村大成(左)と中村大聖

◆報知新聞社後援 第95回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝=来年1月2、3日)予選会(13日、東京・立川市の陸上自衛隊立川駐屯地スタート、国営昭和記念公園ゴール=21・0975キロ)

 前回の箱根駅伝で9年ぶりにシード権を逃した駒大が圧巻のトップ通過を決めた。シード10校、予選会通過11校、「関東インカレ成績枠」の日大、オープン参加の関東学生連合の計23チームが来年1月2、3日の本戦に臨む。(天候・曇り、気温17度、湿度60%、北東の風2メートル)

 本戦は8日の出雲駅伝を制し史上初となる2度目の3冠を目指す青学大と、前回の箱根駅伝で往路優勝を果たした東洋大の2校が中心になる。しかし、ハーフマラソン64分以内で12人が走破した駒大はシード争いではなく上位で十分戦える選手層だ。

 個人種目と駅伝では走りの感覚やメンタル面で違いがあるが、全日本大学駅伝(11月4日)の結果次第ではエリート軍団・東海大らを抑えて優勝候補に名乗りを上げる可能性も高い。前回は5、6区で合計7つ順位を下げているだけに、鬼門である山の攻略がカギになる。

 塩尻を擁する順大、過去最強の呼び声も高い国学院大などは距離が延び、区間が増えるほど力を増す。まずはシード権を目標にしつつ、上位をうかがいたい。(箱根駅伝担当・太田 涼)

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