【アジアパラ】日本、2020年東京パラへ過去最多198個のメダル数更新も参加国中4位

スポーツ報知
上地結衣

 4年に1度のアジア最大の障がい者スポーツ大会、第3回アジアパラ大会2018(インドネシア・ジャカルタ)が、13日に閉幕した。

 6日から8日間にわたる熱戦が展開され、日本はパラ競泳やパラ陸上、自転車、ゴールボール女子などが45個の「金メダル」を獲得した。「銀メダル」70個、「銅メダル」83個で、メダル合計198個となり、大会前に目標としていた14年韓国・仁川大会(金38個、計143個)を上回り、過去最多のメダル数を更新した。

 車いすテニス男子・国枝慎吾(34)=ユニクロ=が大会3連覇を達成し、同女子の上地結衣(24)=エイベックス=はアジア初制覇。ともに2020年東京パラリンピックの切符を手にした。

 日本選手団の主将を務めたパラ競泳・鈴木孝幸(31、四肢欠損)=ゴールドウイン=は今大会、リレー種目を含めて日本選手1大会最多となる5個の金メダルを獲得。最速の車いすレーサー・佐藤友祈(29)=WORLD―AC=も男子800メートルと同400メートルの2冠を達成した。

 自転車では、木村和平(21、同乗・倉林)=楽天ソシオビジネス=や、野口佳子(47)=ウェルパーク=の金メダルを始め、出場全選手がメダルを獲得。ゴールボール女子日本代表も、3度目のアジア挑戦で頂点に立った。

 しかし期待されていた柔道や、ボッチャでは「金メダル」を取ることが出来なかった。

 国・地域別の金メダル数は中国が172個でトップ。2位は韓国の53個、3位イランで51個だった。日本は4位(前回3位)、メダル総数は中国の319個に次いで2位だった。

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