内村航平 29歳で挑む世界選手権に「年を取ることは退化ではなく進化」

スポーツ報知
会見で「私は体操ニッポンの〇〇」のボードに「長老」と書き込んだ内村航平

 体操の世界選手権(25日開幕、カタール・ドーハ)に出場する男女の日本代表が14日、都内で行われた記者会見に出席した。「私は体操ニッポンの〇〇」を書き込むコーナーでは、男子の主将を務める内村航平(29)=リンガーハット=は「長老」と記入。会場の笑いを誘ったが、「長老と書いてキャプテンと読みます。老いは退化ではなく進化だと思う」と語った。

 昨年の世界選手権では左足首を負傷して途中棄権。個人総合の連覇が6でストップし、公式戦の連勝も40で途切れた。その後はリハビリに苦しみ、4月の全日本選手権では3位。連覇が10で止まった。それでも5月のNHK杯では復活優勝を果たした。この1年間を振り返り「進化できている」と話した。

 今大会は団体3位以内で20年東京五輪の出場枠を獲得することができる。内村は「勝ちにいく試合で、勝ちにいかないといけない。日本にしか出せない演技で、勝ちに行きたい」と力を込めた。男子は26日に団体の予選を迎える。

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