伊調馨、新階級57キロではリオ金メダル・川井梨紗子もライバルに

スポーツ報知
準決勝直前、伊調馨に声をかける田南部氏(左)(カメラ・生澤 英里香)

◆レスリング 全日本女子オープン選手権 最終日(14日、静岡県三島市民体育館)

 五輪の女子個人種目で史上初の4連覇を達成した伊調馨(34)=ALSOK=が57キロ級に出場し、16年リオデジャネイロ五輪以来、約2年2か月ぶりの復帰戦を優勝で飾った。

 レスリングは今年に入り、新階級が適用された。伊調がリオ五輪で出場した58キロ級は57キロ級に変更になった。同階級は世界はもちろん、国内でもライバルが力をつけている。

 リオ五輪53キロ級で吉田沙保里(36)の4連覇を阻んだ米国のヘレン・マルーリス(27)が、昨年の世界選手権は58キロ級に階級を上げ、5試合すべてテクニカルフォール勝ちで優勝している。今年の世界選手権(20~28日、ハンガリー・ブダペスト)は57キロ級に出場する。

 リオ五輪では伊調の階級を避け、63キロ級で金メダルを手にした川井梨紗子(23)=ジャパンビバレッジ=は日本のエース格に成長。世界選手権は非五輪階級の59キロ級で参戦するが、妹の友香子(21)=至学館大=との姉妹出場を目指す東京五輪は57キロ級を選択する可能性が高い。

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