レスリング協会、東京五輪の選考基準発表 19年世界選手権メダル獲得で出場権付与

スポーツ報知
伊調馨

 日本レスリング協会は17日、20年東京五輪の代表について、19年世界選手権(9月14~22日、カザフスタン・アスタナ)の五輪実施18階級でメダルを獲得した選手に出場権を与えるとの選考基準を発表した。同選手権の予選を兼ねた今年の全日本選手権(12月20~23日・駒沢体育館)から五輪の代表選考レースが本格化する。

 19年の世界選手権では上位6選手の国・地域に五輪出場枠が与えられる。4~6位内で枠を獲得した選手については、同年の全日本選手権で優勝すれば代表に決まる。異なる優勝者が出た場合は、出場枠獲得者との間でプレーオフを実施する。19年世界選手権代表については、今年の全日本選手権と来年の全日本選抜選手権の優勝者が同じ場合は代表資格を得る。優勝者が異なる場合は、両優勝者と今年の世界選手権の金メダリストとプレーオフを行う。

 前回のリオ五輪では五輪前年の世界選手権でメダルを獲得した場合、年末の全日本選手権に出場した時点で内定だった。同協会では栄和人前強化本部長の辞任に至ったパワハラ問題を受け、不透明と指摘された代表選手の選考規定を策定。来年3月から施行されるが、今年の全日本選手権から選考過程がスタートするため、事前に公表した。

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