レスリング福田会長、伊調馨の五輪V5へエール

スポーツ報知
福田会長から激励を受けた川井梨紗子(左)と妹の友香子

 レスリング世界選手権(21日開幕、ブダペスト)に出場する女子日本代表が19日、成田空港から出発。見送った日本協会の福田富昭会長(76)が、20年東京五輪での5連覇を目指して復帰した伊調馨(34)=ALSOK=に「前人未到の大偉業をぜひともやってもらいたい。そのためにも若手と激突して突破してもらいたい」とエールを送った。

 伊調は今回の代表には入っていないが、新階級の57キロ級で東京を目指すと表明。同階級にはリオ五輪63キロ級金メダルの川井梨紗子(23)=ジャパンビバレッジ=も転向する見通しで、福田会長は「若手もベストを尽くして馨にぶつかってほしい」と発破をかけた。

 今回は非五輪階級の59キロ級で挑む川井梨は、伊調の復帰について聞かれたが「今は世界選手権に集中したい」と一蹴。伊調、吉田沙保里が16年ぶりに不在だった昨年に続いて日本のエースを託され「リオ五輪前と違い今回は私が引っ張る立場にある。一番の目的は優勝すること」と十字架を背負った。

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