池江、東京五輪の前々哨戦・W杯で女王撃破に「全力を尽くす」

2018年11月8日6時10分  スポーツ報知
  • 会見後、サラ・ショーストロム(左)と人力車に乗り、笑顔を見せる池江璃花子(カメラ・酒井 悠一)

 9日から東京・辰巳国際水泳場で行われる競泳のW杯東京大会(短水路=25メートルプール)の出場選手が7日、都内で会見を行った。20年東京五輪でライバルとなる池江璃花子(18)=ルネサンス=とリオ五輪100メートルバタフライ金メダリストのサラ・ショーストロム(25)=スウェーデン=も同席した。

 10月にトルコで合同練習を行った2人は、17年世界選手権(ブダペスト)以来の直接対決。池江にとっては五輪へのステップとして大事な一戦になる。

 にこやかな中に、確固とした自信がにじみ出た。池江は右隣にいるショーストロムのオーラを肌で感じながら、W杯への意気込みを語った。「一緒に練習していい刺激をもらった。お互いを分かって、変な緊張感もなく、落ち着いたレースができると思う」。平常心で、女王に挑むと誓った。

 池江は今大会、50、100メートルのバタフライと、100、200メートルの個人メドレーにエントリー。バタフライ2種目が昨年7月の世界選手権以来の直接対決の場となりそうだ。五輪まで胸を借りる機会は限られる。確定的なのは来年7月の世界選手権(韓国・光州)くらいで、W杯は短水路とはいえ、実力を測るには絶好のレースになる。まだ調整段階のため「正直記録は出なそうな雰囲気はあるけど、大きな試合なので全力を尽くす」と、スイッチを入れた。

 10月に、2人はトルコで異例の合同練習。池江は「バタフライはあまり差がない。(差は)埋められると思う」と、自信を手土産とした。今季の100メートルバタでは、世界ランク1位が56秒08の池江で、2位がショーストロムの56秒23。25歳の女王は猛追する18歳の勢いを実感しつつも「若い選手が台頭し、急速に力をつけている。私は私でもっと速く、記録を伸ばしたい。ベストを尽くします」と受けて立つ構えを示した。

 2人は写真撮影用に用意された人力車に乗り込むなど、終始和やかな雰囲気で会見を終えた。「スシ、サシミ、シャブシャブ、テンプラが食べたい」と和食愛を告白した女王に、池江はおすすめスポットとして「浅草」「亀戸の香取神社」をプッシュ。闘志は互いに内に秘めた。空気が一変するであろう、前哨戦の結果は果たして…。(太田 倫)

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