野中が日本記録を2度更新も6位止まり アジア選手権スピード女子決勝

スポーツ報知
スピードは6位に終わった野中

 スポーツクライミングのアジア選手権は10日、鳥取・倉吉体育文化会館で第4日が行われ、16人による決勝トーナメントで争うスピード種目の男女決勝で、日本勢は自身の日本記録を2度更新した女子の野中生萌(みほう、21)の6位が最高だった。前日のボルダリング女子を初制覇した伊藤ふたば(16)=ともにTEAM au=は1回戦敗退。男子の土肥圭太(18)=神奈川・平塚中教高=も2回戦に進めず15位に終わった。優勝は男女ともにインドネシア勢で女子は表彰台を独占した。

 9月の世界選手権で9秒061で日本記録を樹立した野中は、1回戦で8秒795、準々決勝でさらに0秒01上回る8秒785をマーク。右肩痛を抱え、前日に棄権を口にしていた影響をみじんも見せなかった。

 16年ぶり国内開催となった今回のアジア選手権では、4種目(スピード、ボルダリング、リード、複合)の各優勝者は、2020年東京五輪の出場枠がかかる来年8月の世界選手権(東京・八王子)への出場権を優先的に与えられる。

 五輪種目の複合(11日に実施)は、国内では初めての国際大会となり、3種目の合計ポイントで上位6人が複合に進む。

 

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