池江璃花子が100バタV ショーストロムに逆転“初勝利” W杯最終日

スポーツ報知
女子100Mバタフライでサラ・ショーストロムを破り、優勝した池江璃花子

◆競泳W杯東京大会 最終日(11日・辰巳国際水泳場)

 短水路(25メートルプール)で競うW杯で、池江璃花子(18)=ルネサンス=が100メートルバタフライ決勝で自らのタイムを0秒33短縮する55秒31の短水路日本新記録を叩き出し優勝を飾った。リオ五輪金メダリストのサラ・ショーストロム(スウェーデン)が55秒56で2位。東京五輪の最大のライバルに対し、短水路ではあるが初勝利を挙げた。

 前半50メートルはショーストロムが25秒95、池江が26秒01とわずかに先行を許したが、最後のターンでリードを奪って振り切った。レース直後の優勝インタビューでは無邪気にガッツポーズ。「まさか勝てるとは思わなかった。サラ選手が前半から出てこなかったので、(バタフライの後にある)100の自由形のためにためているのかなと思ったんですけど、勝てたことには変わりないので、すごくうれしい」。ずっと背中を追い続け、10月にはトルコで合同練習も行い、対等に戦う準備を進めてきた。その成果を早くも発揮し、笑顔がはじけた。

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