トランポリン 女子金メダル森・宇山ペアが笑顔の帰国「互いを信じ合い演技できた」

スポーツ報知
トランポリン世界選手権シンクロナイズドで獲得した金メダルを笑顔で披露する森ひかる(右)と宇山芽紅

 トランポリンの世界選手権(9日、サンクトペテルブルク・ロシア)で、シンクロナイズドに出場し、全種目を通じて日本女子初の金メダルを獲得した森ひかる(19)=金沢学院大ク=、宇山芽紅(22)=スポーツクラブ テン・フォーティー=組が12日、成田空港に帰国した。森は「たくさんの『おめでとう』を言ってもらえてうれしかった」と喜びを語った。

 宇山は大会2週間前にメンバー変更でシンクロナイズドの出場が決定し、「不安もあったけど、私は自分の演技をすることで、森選手が合わせてくれると信じていた。お互い信じ合って演技できてよかった」。森も「どちらの選手と組んでも、合わせる側なので、私に責任があると思っていた。合わせられる自信はあった」と振り返った。

 シンクロナイズドは非五輪種目だが、2選手ともに、個人での20年東京五輪を目指す。今大会5位の森は「大きな舞台でも自分の演技をすることができて、メダル争いをできるところに一歩近づけた。でも自分の会心の演技をしても、世界との差も感じた。これから追いつけるように頑張りたい」。同8位の宇山も「この演技で8位。まだまだ世界のレベルで戦えない状況にいると感じた。来年から五輪の代表枠もかかって来るので、1戦1戦確実に決勝(上位8人)に残ることを目標にしたい」と今後の抱負を語った。この後、宇山は12月の川崎市長杯争奪2018国際トランポリンジャパンオープンに、森、宇山ともに2月から始まるW杯シリーズに出場する。

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