世界体操団体「銅」の内村航平、来季は「個人で勝つ」

スポーツ報知
公開練習後に取材に応じる内村航平

 体操男子で16年リオ五輪個人&団体2冠の内村航平(29)=リンガーハット=が12日、都内で取材に応じた。3日に閉幕した世界選手権で今季は終了。世界選手権では右足首の負傷で個人総合出場を断念し、団体でも銅メダルという結果に終わった。五輪前年の来季に向け「団体で勝つために、何をしないといけないか考えたとき、やっぱり個人(総合)で世界で勝つところまで戻していかないといけない」と30歳での王座奪還を強く誓った。

 団体優勝の中国、2位ロシアの選手は、個人総合でも合計86~87点台で表彰台に上り「想像より(実力が)ちょっと上だった」。20年東京五輪の団体は人数が5人から4人に減るため、オールラウンダーの強化が求められる。団体連覇を見据えると「(若手も)87点取れるように目指してほしい。より個人総合ができる選手がいる国が勝つ」と、白井健三(22)=日体大=ら若手の成長にも大きな期待を込めた。

 17、18年はけがに苦しめられ、思うような結果は残せなかった。内村は「『これ以上けがをやったら終わり』くらいのプレッシャーを日々かけて練習する」。次戦は19年春の全日本選手権になる予定だ。

スポーツ

×