アジア大会「次は7個金メダル取ります!」池江璃花子のいい話

スポーツ報知
日本新にガッツポーズの池江(カメラ・森田 俊弥)

◆競泳 北島康介杯(18日、東京・辰巳国際水泳場)

 池江璃花子(18)=ルネサンス=が100メートル自由形で、自身の記録を0秒24塗り替える52秒79の日本新記録で優勝、自由形でも世界上位に食い込む力があることを証明した。五輪本番へ、さらに期待が膨らんでいく。

 この日も有言実行だった池江。8月のジャカルタ・アジア大会でも宣言通りにアジア女子初となる6冠に輝き、MVPとなったのは記憶に新しい。

 帰国直後に都内で行われた21年世界選手権(福岡)の開催発表会見で、日本水連専務理事の村山(旧姓・西側)よしみさんが声をかけた。70、74年大会で連続5冠をマークし、池江の前に女子の1大会個人最多記録を保持していたレジェンド。「私は全部で10個だからね。あと4個取らないとね」と冗談めかして激励すると、池江は「次は7個金メダル取ります!」と笑顔で切り返したという。

 村山さんは3度の五輪では腰の故障もありメダルに手が届かなかった。「本当に頼もしいですよね。東京五輪では私たちの分も頑張ってほしいと期待しているんです」。見守る人々の思いも背負い、池江は泳ぎ続ける。

スポーツ

×